北海道旅行 2日目 (2019年3月9日)
「不仲な兄弟」コース
旭川 835発
↓ 石北本線 特急オホーツク1号 網走行き
1218着
網走 1510発
↓ 釧網本線 普通 釧路行き
釧路 1846着
別に私の家庭が不仲な訳ではなく、一部界隈で有名な白滝四兄弟が崩壊後に訪れたという意味です。
特急オホーツクの途中停車駅は、(岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川、)旭川、上川、白滝、遠軽、生田原、留辺蘂、北見、美幌、女満別、網走です。
北海道第二の都市旭川を出発し、同四番目(苫小牧に抜かれたら五番目)の都市釧路まで一方通行で向かいます。
旭川近くは通勤通学が盛んで、当麻駅辺りまでは、住宅地が広がります。しかし、将軍山駅からは一変、過疎地域を走ることになります。途中にもいろいろとありますが、上川駅まではほぼ平原、山。そして、この次の区間がお目当てであり、タイトル名にもなってる問題の区間です。
今手元にある路線図には、上川→上白滝→白滝→旧白滝→下白滝と白滝が四つ並んでいます。しかし、現在残った白滝兄弟は白滝駅のみです。皆、殺されてしまった……。もっと古い路線図だと、奥白滝っていう隠し子もいたそうですね。超過疎地域で、始発が終電地帯も含んでました。まとめて亡くなってしまいましたが。
結果、白滝シリーズ以外にも廃止駅はありますが、上川〜白滝駅はかなりの距離が空くことになりました。なんと36.3km約40分。もはや新幹線並み。瀬戸大橋三回渡れます。これで一駅区間です。新川崎もびっくり!
景色は変わらず、遠軽駅に。ここでスイッチバックを行います。急勾配登る訳でもないのにスイッチバックを行うのは、昔の路線の名残だったりします。昔は石北本線はこんなに長くなく、遠軽で湧別線(廃線)と網走本線(現石北本線)乗り換えとなってた訳です。
続いて生田原駅。この先に常紋トンネルがありますが、このトンネル建設時に起こったことは近代日本最悪の奴隷環境で、残酷過ぎて書ききれません。日本近代建設の汚点に目を背けないでください。鉄道好きな人なら必ず事の顛末を確認してください。金華信号場近くに追悼碑があります。
漸く町が見えてくるのは、オホーツク海沿い最大都市の北見市北見駅。めっちゃカーリングガールズ推してます。ここ出ると、すぐに網走です。
網走刑務所
オホーツク海を見ると、3月でも流氷が僅かに残ってました。
続いて乗るのが、北海道のお荷物路線こと釧網本線。もはや繊毛やせん妄の方が検索優先度が高い始末。
この路線の地域は札幌まで一本で行けないという致命的な弱点に加え、そもそも人がいない。JR北も観光路線に切り替えているみたいですね。観光路線というだけあって、知床、屈斜路湖、摩周湖、川湯温泉、釧路湿原、と景色の良さにはかなり恵まれています。ノロッコ号なる観光列車もあるくらいです。地元客の需要はともかく、私みたいな人にはかなり嬉しい路線でした。
夜で全然見えなかったけどな。
完全に行く季節間違えた。雪景色も素晴らしいけどね。
三日目は夕張に向かいます。