さスフの一人旅講座

鉄道旅行で一人旅 https://twitter.com/oolongtealeaves

北海道旅行 3日目 (2019年3月10日)

「最期の輝き」コース

 

釧路    626発

↓    根室本線  特急スーパーおおぞら2号 札幌行き

           800着

帯広    847発

↓       根室本線・石勝線  特急スーパーとかち4号 札幌行き

           1034着

新夕張   1159発

↓        石勝線  普通  夕張行き

          1226着

夕張    1543発

↓         北海道中央バス  高速ゆうばり号  札幌行き

札幌  1730着

 

ごちゃごちゃして見辛くてごめんなさい。

 

この日は一週間旅行の中で最も朝が早いです。5時起きです。その分、到着も早めている訳です。

特急スーパーおおぞらの途中停車駅は、白糠、浦幌、池田、帯広(、芽室、十勝清水、新得トマム占冠新夕張、追分、南千歳、新札幌、札幌)です。スーパーおおぞらの中でも一番多くの駅に停まる車種に乗ったので、別のやつだと、芽室、十勝清水、占冠新夕張、追分には停まったり停まらなかったりします。トンネル内で火事起こしてJR北の社長さんが自殺してしまった原因となったやつです。

 

お気づきの方はいらっしゃるかとは思いますが、スーパーおおぞらでも新夕張に行けるのに、なぜ帯広で乗り換えてるのか?という疑問ですね。その答えは、新夕張で疲れ過ぎないためです。そのまま新夕張へと向かうと、新夕張滞在時間が2時間を超えます。この後、夕張で3時間散歩する前に新夕張で散歩すると、体力が持ちません。夕張はもう二度と来られないでしょうから、新夕張では大人しく駅回りを歩くだけにしました。(というか、駅前には道の駅くらいしか行くところないですが)

ちなみに、スーパーとかちの途中停車駅は、帯広始発になっただけでスーパーおおぞらと同じです。

f:id:sasufu:20190319093642j:image
f:id:sasufu:20190319093646j:image

この二つの駅は実はどちらも同じ駅で、昔は紅葉山駅を名乗っていました。現地名も紅葉山です。正直、夕張の名を広げるために、札幌まで行ける区間に夕張とつく駅を置きたかったのかなぁと思ったり。

f:id:sasufu:20190319094236j:image昔はこんな感じ。夕張鉄道からは野幌まで行けます。

では、夕張支線について、語っていきます。

かつての夕張線であり、また石勝本線でもあったのです。石炭輸送のための路線であったため、とても歴史は古く、1892年に追分〜夕張間が開業して以降、上の図のように次々と路線を広げていきました。複線だった時代もあります。しかし、石炭の時代が終わってからはこの路線も衰退していきます。単線化され、貨物輸送も終わり、特急も廃止されました。挙げ句の果てに新夕張新得間が1981年に開業すると、夕張線がまさかの支線扱いにされ……と散々な目に遭ってます。でも、こういうの福岡県でも似たような事例があったり。原田線とか。新夕張周辺の駅も多くは信号場へと格下げされてしまいました。

そして、その夕張線も2019年3月いっぱいで廃止となります。珍しく夕張市の方から廃止の話をJR北海道に持ちかけたみたいです。というわけで、乗ってみた。

廃止三週間前というだけあって中は満員。朝の横須賀線東西線程ではないですけど、乗車率100%くらいでした。千歳発だから新夕張からではとても座れません。途中は畑と住宅地。メロンだろうな。今後は清水沢を開発していくのかな。30分程で夕張到着。f:id:sasufu:20190319101843j:imagef:id:sasufu:20190319102530j:image
f:id:sasufu:20190319102534j:image

後ろの大きな建物はレースイリゾートホテルです。スキーリゾートです。

昔はもっと炭鉱近くに駅があったんですが、集客のためにホテル建てて、駅をこっちに移したのです。まぁ、それで人が集まったのなら、今こんな事態にはなってないのですが。

あと、映画『幸せの黄色いハンカチ』の舞台でもあります。よく見たら、駅にも黄色いハンカチが見えると思います。

駅から市役所方面に歩くこと1時間近く、石炭博物館に向かいます。車で行くのが普通。

冬季休業中ですが、廃線特需に合わせて土日のみ営業となっております。博物館にはそれはそれは生々しく夕張の歴史が展示されています。というのも、夕張の歴史=石炭といっても過言ではないので。他にも、工具の進化や、炭鉱の内部再現など、とても満足いく展示物でした。f:id:sasufu:20190319104149j:image
f:id:sasufu:20190319104157j:image
f:id:sasufu:20190319104153j:image

敢えて内部は言葉少なめに説明しましたが、多くの人に興味を持って欲しいがためのことです。初見の方が驚きがあって楽しいですからね。

さて、札幌に向かうのですが、次の夕張線は1750発新夕張行き。暗くなってしまうし、また混雑に巻き込まれそうなので、バスを使って札幌へ向かいます。

バス乗り場は駅の後ろの巨大施設、レースイリゾート前停留所です。一日三便札幌行きがあります。

正直、鉄道使うよりもバス使った方がよっぽど早く札幌着きます。

 

この後、札幌市電の冬季限定車両見ようと思ってたのですが、博物館往復がかなり足にダメージを与えたようで、札幌駅からすすきのまで移動する気力と体力が持ちませんでした。

それに、3月9日にこそ、見るべき車両だったってのもあって断念。

次こそは3月9日に札幌を訪れようと心に決めるさスフ青年であった。

 

次は北海道で一番鉄道本数の少ないエリアへ。